ニジュウラセン

You will unchain my heart – 女の君と男の君と

120 pieces of her heart
232 pieces of his heart

she@double-helix.asia
he@double-helix.asia

おみくじ 横綱相撲

おみくじに書いてあったこと

————————————————–

神の御恵を知り、感謝篤き報恩を思う人は、決して悪心を持たず。必ず福縁に結ばる。

本年は盛運年であるが、小細工をして、いたずらにつまらない事を企てると、幸運を取り逃がす。苦労をいとわず事にあたれば、後には大いなる功をみる。勇気を持って何事にも進みなさい。信心が肝要である。

————————————————–

そういえば、大学生のときに親友の男の子がくれた年賀状には、

「今年は横綱相撲でいきましょう」って書いてあったっけ。

「横綱相撲」・・・年賀状に書かれたその言葉に、しみじみと見入ったことを思い出しちゃった。

小細工してるのかなあ、私。よくわかんないや。

でもでも、感謝を忘れず、苦労をいとわず、勇気をもって進もうと思いました。はい。

カエルの声が聞こえる宿で

今日は七夕で そして満月

満月は明るすぎて星が見えないから

七夕にはよくないのでは?と

ぼんやり考えていた

だけど 今日は曇り空

満月も 天の川も

まして織姫も 彦星も

なんにも見えない

すべて雲の上のことで

それはいいことだと思った

私には見えないけれど

確かに存在するものがある

無題

履きなれない靴に

腫れあがってしまった私のかかと

仕方がない

のんびりいくか

気弱なもので

早朝に着いた出雲大社は

申し訳ないほどに 静かで

私は自分の気配を消した

神様に見つけてもらわないと

本当は困るのだけど

この静寂を乱すことが

どうにもためらわれて

来ましたよ

ラッキーカラーだという黄土色の服を着て

神様のいるところにやってきました

黄土色の服って

あんまり着ないから大変なんですよ

神様

私に気づいてくれましたか?

旅の記憶

結論から先に言うと、一人旅は本当によかった。家を出てから再び家に帰ってくるまでずっと一人で旅をしたのは生まれて初めてのことだった。

行き先はなんとなく決めた。静かなところがいい、それだけが条件だった。もうひとつ、どうしても飛行機に乗りたかった。地続きの場所ではなく、一度地上を離れ、遠くに運ばれて、そうして降り立つ場所がいいと思った。

空港に降りたときに舞い込んだ君からのメールには「詩などしたためてほしいでございます」とあって、瞬間わたしは、これはギフトだと思った。旅にひとつの目的ができたから。そうして私は持ってきたノートに思いつくままの言葉を書き連ねていった。

正直なところ、読み返してみるとそれはなんだかとってもセンチメンタルになっていたり、舞い上がっていたりして、かなり恥ずかしい代物となった。旅のノートは私だけのノートとして大切に保存しつつ、人に見せても許されるだろうという範囲のものをチョイスして、これからもここに書いてみたいと思っています。

二泊三日の旅はあっという間に過ぎ去り、私は再び東京に戻った。そうして一瞬のうちに忙しい日常に戻っていった。それでも、旅の記憶は種火のように胸の奥にずっと残っていて、ときどきそよそよと吹いてくる風にポッと火がついたりもする。

東京を出てから東京に戻るまで、およそ48時間。自由で、平穏で、あまりにスペシャルな旅の記憶。

ニジュウラセン

You will unchain my heart – 女の君と男の君と

120 pieces of her heart
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具合が悪いので

いまからビール飲んでナイナイのオールナイト聴きながら寝ます
ひまわり
すばらしいひまわりだね

もしあなたがすばらしいと思う写真に出会ったら

おしあわせに!
もしあなたがすばらしいと思う写真に出会ったら
この写真は誰が撮ったんだろうとか、どんな人が撮ったんだろうとか、どこで撮ったんだろうとか、どうやって撮ったんだろうとか、思うかもしれない

でもその前に思い出して欲しいことがある
そもそもすべてのこと・もの・しゅんかん、がすばらしいのです

そのことをみんなが思い出してしまうと写真家は商売あがったりかもしれないけど

ねこがねころんでる

僕は猫をめったに撮らない
ねこといんげん
一般的に猫は被写体としてかなり人気者だと思う
先日も江ノ島へ昼間っからビールを飲みに出かけたのだがここは本当に猫の多いところで彼らを目当てに撮影に来る人も多いそうだ

じっさい撮影会は方々で開かれており当人たちも撮られるのは当たり前でちょっと調子に乗っているように見える
僕も若い女性に、きゃーかわいいー、とか言われながらカメラを向けられてみたい
だから僕は猫は撮らない
僕があえてカメラを向けることもないだろうと

ところで
三谷幸喜は猫アレルギーだったのだけれど必死で治したらしい
猫好きの小林聡美と結婚したかったから

実は僕も猫アレルギーなんだよね

グリーン車への旅、前編

食事は普通に摂れるようになりました
しかしまだ頭がちょっと痛い
でもなぜか何か書きたいという意欲は旺盛で
秘密の入り口
では旅行の話を書いてみたいと思います

今回の旅の目的地の第一は掛川でした
掛川といわれても、えーそれどこ?っておもってしまうひともいるんじゃないかな?
静岡県の真ん中やや左下、海までそれほど近くなく山までもそれほど近くないようなそれでいて真っ平らな平野でもないようなところです
住んだことでもない限りは特別な印象を持たない場所でしょう
僕もまさかこんな場所に出かけるとはおもいもよらず
この場所に行きたいと言ったのは連れの方だったのでね
しかしまあ何に関してもB級、裏や側面、マイナー、オルタナティブ、ちょっと外してみる、やや斜め、のような指向性をもつ僕なので掛川は僕にとってはど真ん中ストライクです
実際掛川は良い場所でした

ここまで前置きがあれば普通は掛川の話になっていくのでしょうね
でも僕はそうはしません
というか僕の中の何かか許してくれないのです
あしからず

掛川までは電車で行きました
こういうと大抵の人は新幹線で行ったと思うでしょう
しかしこのブログに自分の人生のひとしずくを差し出だしている奇t、いやいやとても豊かな人生をお送りの読者のみなさまは察しがつくと思いますが僕は新幹線は乗りません

僕は決して新幹線が嫌いなわけではないのです
場合によっては喜んで乗ります
しかし今回の場合、新幹線に乗ることは不適切だと思ったのです
新幹線の主な効能は目的地を設定した状況においてそこまで最小の時間で至ることだと思いますが
確かに掛川は目的地ではありましたがそこに至る過程を無視する気にはなれませんでした

そんなわけで掛川までは
川崎ー熱海(普通グリーン車)
熱海ー掛川(普通)
しめて4.5時間の行程です

やっと状況説明が終わりましたね
これは出発すぐの話です

川崎から東海道線を乗るときのこと
グリーン車が何号車かわからなくてこまったのでした

この日は地元の商店街でそうめん流しのイベントがあってその撮影直後出かけることにしたのです金曜日の夕方でした
金曜日の夕方の東海道線の熱海方面は仕事帰りの人とこれからちょっと旅行に出かけようという人が混在しててかなり混雑していたのです

駅のホームにもグリーン車の表示はなくて構内のアナウンスもラッシュ時じゃなければ何号車か知らせてくれるんですが列車が頻繁にくるものだから途中でアナウンスが途切れしまう

まあとにかく電車に乗ってしまって車内で移動すれば済む話だと思っていたらこれが甘かった
混雑しているかもしれないと予想はしていたのですが予想以上でした
車内で移動するなんて全く不可能なほど車内は混雑していました
この辺は日頃世間にもまれていない僕の弱点がはっきりでたといえます
想像をふくらませるだけの情報が僕の脳内データベースに入っていませんでした

というわけで我々のまず第一の目標地点は掛川から東海道線のグリーン車に変更されたのでした

同級生

たまにはさわやかな話題をお送りします
しっとり
最後までこの姿勢を維持できるか自信はないですが頑張ってみます

日曜日まで旅行に行っていました
これについては機会を改めて何か書くとおもいます

旅行の最終日、僕は体調を崩しました
朝起きると頭痛いし吐き気が
その日一日は本当に辛かった
歩くのも前を見てまっすぐ歩けないし食事をとればもどしちゃうし(なら食べなきゃいいんだけどなぜか食欲はあったんだよね)
まあそれでもとにかく日曜日の夜にどうにかこうにか家に戻りすぐに寝ました

今のところぜんぜんさわやかじゃないですね、まあもう少し展開を見守っていてくださいな

翌る日は朝はやく目が覚めました
体調はだいぶ良い、頭痛もほとんどなくなりおなかの調子もだいぶよさそう
いきなりトンカツは食べられないけどトーストを一枚食べる
バターはつけずに蜂蜜だけ塗ってね
うん大丈夫、胃に落ち着いてくれました

この日は午後からちょっと打ち合わせがあって出かけなければならなかった
母親からはやめておけといわれたのだけれど
動いてもこれ以上悪くならない実感があったし
眠るにしても睡眠は十分だったから眠れない
布団の中でラジオを聞きながらじっとしていればいいのだろうけど
それはできなくて本を読んだりあいちゃんで(iPhone)サイト見たりしちゃうのよね
そうするともっと頭痛くなったりかえって良くないことになる気がしてね
寝っ転がりながら本読んだりというのは意外と体力がいる姿勢を維持する必要がある
体の一部分にだけ緊張を強いるのであまり健康的な行為でないと思います
そんなこんなで出かけることにしました

まださわやかじゃないですね
もうすこしです
僕もちょっと不安になってきました
この話が本当に大抵の人にとってさわやかといわれる意味の範疇に含まれるテーマなのかと
とにかく続けてみます

家を出て駅まで向かう途中いつものようにいつもの通りを通る地元の商店街
すると向こうから見慣れた人がやってくる
フォトレインボーさんだ(この商店街の写真屋さん)
彼は僕の前で立ち止まる
しかしどうもいつもと様子が変だ
ちょっとした切迫感を感じる
なんだなんだ
「田中さんに朝から電話何度もかけたんだけどつながらなくて」と彼
(具合悪かったから電源切ってました)
僕何かやらかしたかな?不安になる
「今度10円饅頭やさんのあとにできる焼き菓子やさん、うちのお客さんなんですよ、8日にオープンするからその告知をホームページに載せて欲しくて」
ああ、そんなことか、びっくりした、もちろん良いですよと答える
「いま3分ぐらい時間ありますか?紹介したいので」
ハイと答える
正直なところ体調のこともあったから一瞬逡巡するが彼の気迫に押し切られる
そしてお店へ
店はまだオープン前の準備
彼が店の入り口から奥に向かって声をかける
しばらくして奥からすっかりパティシエな格好のかわいらしい女性が出てくる
ちょっとドキッとする
この田舎くさくて寂れかけてる商店街の店の店長には違和感があるがもちろん嬉しい
年は僕より少し若いだろうか、ぜひ頑張って欲しいなあ
僕はあいさつして名刺を差し出す
その間、彼が僕のことを一生懸命説明してくれる
「田中さんはこの法政通りのホームページを作ってくれていて・・・うんぬんかんぬん、うんぬんかんぬん・・・」
それにしても彼の彼女に対しての思い入れは特別なものを感じるなあと若干いやらしいことも想像してみたりしたんだけど笑
彼は彼女の成人式の写真も撮っているそうだ
それで納得です(変な妄想してごめんなさい)

彼女は彼の説明を聞いてはいるのだけれども
それよりも僕が渡した名刺をじっと見つめている
その見つめ方がちょっと普通じゃない
直接顔を魅入られるならまあよくあることだから納得いくんだけどさ笑

彼は一生懸命しゃべり続けているし彼女はじっと名刺に見入っている
僕は口を挟むまもなくただ立っている

彼の話が一通り終わると彼女が切り出す
「田中さんて今井中学に行っていましたか?」
「いえ、中学からは外に出てしまったので、小学校は東住吉でした」と僕
「私も東住吉です、同級生だとおもいます、クラスも一緒です、法政通りのホームページは見ていまして田中さんの写真載ってましたよね?昔の面影あったからすぐわかりました」
「お名前は?」と尋ねる僕
「Hです、苗字は変わっていません」
なんとなく聞き覚えのある名前だった、だけど当時のことは思い出せないので僕の方はどういう反応をしたらいいかいまいちわからない
ともかく僕のこと覚えてくれていてしかも僕の自宅から徒歩2分の場所で店を開くというのはとてつもなく嬉しくおもしろすぎます
胸の真ん中あたりがちょっと暖かくなって具合の悪かった体も軽くなったように感じました
打ち合わせなんか行くのやめて彼女とずっとしゃべっていたかった笑

家に帰って小学生の時の卒業アルバムを引っ張り出し巻末の名簿をさがすと6年3組に僕と彼女の名前がある

僕は現在、幼稚園から高校までのその時々の友人とはこれっぽっちも付き合いがない
(大学についてはちょっとあるんだな)
それで特に不自由はないしそもそも僕は「友人」という関係性に懐疑的なので友人という関係でラベルされる相手を特別欲しいとも思っていない
しかし一方で、他人が昔の友人とどうしたこうしたとかいった話を聞くとやっぱりどこかうらやましい

友人というラベルに限らず恋人とか家族とかその他の一般的な人間関係を表すラベルすべてに僕は懐疑的です
そのようなラベルにぴったりとおさまるような間柄は欲しくないのです
僕が欲しい関係性はカテゴライズ不可能な関係性、カテゴライズしようとするととてもその範疇には入りきれないと思わせられるような相手です

君と僕の関係は君と僕の関係としか言いようがないと思います
そもそも本性的にAさんとBさんの関係はAさんとBさんの関係としか言いようがないのです

あえてこれらの関係をカテゴライズするなら『としかいいようがない!関係』となるかな
『としかいいようがない!関係』は互いが双方に代わりはきかないことに気づいています
『としかいいようがない!関係』とは互いがユニークかつ不完全である存在であることゆえに2人の関係性の中からしか生まれえない何かがあることを認識しています
この「認識している」ということろが最大のポイントです

僕とHさんの関係から何が出てくるか、楽しみです

どう、さわやかだったかな?
そうでもないようなあ、やっぱり

出かけるの?

素敵な人です
僕がシャワーを浴びて浴室から出てくると決まって「今日はでかけるの?夕飯いるの?」と母から声をかけられる
どれくらい決まってるかというと格さんがかざす印籠ぐらいバチッと決まっている

それもこれも僕がめったに出かけない上にめったに風呂に入らないシャワーも浴びないから
出かけるときは人に会うことが多いからさすがにシャワーを浴びることにしているから

この2つの事象が長期間パターン化されると母からそのような科白が決まって生じるようになるのである

TBSは4月の番組改編時に水戸黄門の再放送が視聴率トップをとったそうだ
最近のTBSが情けないのか習慣の作り出す凄味なのか

さっきもシャワーを浴びて出てくると声をかけられる
今日は出かけません
夏場はさすがに出かけなくてもシャワー浴びたくなることあるんですお母様

symbol

これはありなのか?
ビールが本当にうまい
今日も近所の公園で昼間っからビールを飲んでしまった

それにしてもこの遊具の形ときたらなんなんでしょうか?びっくりしました
子供たちは無邪気にこいつの中を通ったり上にまたがったりしていました
若いお母さんが子供と一緒にこいつで遊んでくれないかと願ったのですが笑
叶いませんでした
あーそうさ僕は変態さ

この遊具は僕みたいな変態がニヤニヤしながら設計したんだと思う、間違いない
遊具の設計というのもおもしろいかもしれない

ふわふわ

すべてをうけいれる
ここのところ10日に1回ぐらいのペースでカメラマンやっています
秋に出る予定の本のカメラマンをしています
編集の方について行ってその方にインタビューされている人やその人に関わりのある場所、物を撮ります
本の詳細は発売日が正式に決まったらお知らせしますね

本のカメラマンは去年も一冊やったのですが
どうもそういう現場というのは居心地がよくありません
なんというかどこにいたらいいかわからないというか
その場に自分がいることがとても場違いなような気がするのです

これはれっきとした仕事なのでとにかく撮らないと話にならないので
そんな気持ちを抱えつつもその段になればとにかく撮ります
というかとにかく撮ろうという気にはなっています
でも終始そのような居心地の悪さは続きます

こんな調子で撮っている僕の写真の出来はというと・・・良いらしいです
なんか自慢話のようになってきましたが僕が言いたいことは
こんなふうな所在なさ中途半端さ割り切れなさみたいなものをごてごてと全身にまとったまま撮って選んで現像した写真が良いと評価されてしまう不思議さです

僕はお金は欲しいと思っているし人にも認めてもらいたいとも思っているし女の子にももてたいとも思っています
しかしそれ以上に部屋で昼寝をしていたい、ボーと天井眺めていたい、好きな本を読んでいたい、要するに両親の長年かけて創り上げた防空システム内のさらに自分の秘密基地の中で傷つくことなく時を過ごしきってしまうことを願っていると思います

そんなわけなので外に出たくありません、人に会いたくありません、当然仕事はしたくありません
実際頻繁に仕事は断っています(仕事が来ること自体がやはり不思議なんですが)
しかしどうも断ってはいけないと感じてしまう仕事というものがあるのです
この本の件もそうでした

この仕事は断ってはいけない、何故そう感じるのか?これは僕にもまだよくわかりません
断ってはいけない、そう思う間もなく引き受けています
気づいたときには引き受けています、本当にそんな感じなんです

ただやはり引き受けてから後悔するんですけどね
引き受けなければ良かったと
昼寝する時間へっちゃうじゃないかと
待ち合わせの時間に間に合うように朝起きなきゃいけないじゃないかと

その編集の方とはしばらくご一緒できるので
僕の写真のなにがいいのかじっくり問い詰めてみたいと思います

電話帳

ガムテープを買って仕事場に戻る帰り道、君から小説を書きましょう、といわれた
歴史
前にも言われたね、このニジュウラセンをはじめた直後ぐらいだったっけ?あなたは小説家みたいだから小説書きなさい、ってすごいいわれ方だと思ったよ

でも小説ってあんまりなじみがないんだよね
どうやって書くもんなんだろう?

僕が最後に読んだ小説は三島由紀夫の仮面の告白だと思います
いまから11年前、僕が大学を卒業してふらふらし始めた最初の年だったと思います
なんでこんなにちゃんと覚えているかというと当時気になっていた女の子の卒論のテーマが「三島由紀夫、仮面の告白の美意識について」というようなテーマだったから、その子はそう答えたときとっても照れくさそうだった、そのときの表情をいまでもよく覚えている
僕もそう答えられて途方に暮れたね、三島由紀夫について名前ぐらいしか知らなかったしそのうえ美意識とかいわれてもどうしようもないもん

でもねこれはいい機会だと思ったんだよ三島由紀夫を読んでみようと、君がいうところのギフトかな?・・・というのはかっこよすぎるね
要するにその子に対しての下心が99.7%なわけだけれど

早々に本屋に出かけ仮面の告白買って読みました、確かに読んだ、読んだことは覚えている、でも読んだことしか覚えていない笑、いまでもその仮面は僕の本棚に住んでいます
いま読んだらまた違うかな?

小説といえば僕の父、親父は小説家になりたかったらしい
家を建て直す直前、親父の書庫を整理していると大量の本に埋もれて大学時代のノートが出てきた
表紙を見る限り授業のノートらしいんだけど中を見るとそんな形跡はなく、親父のあの字で敷き詰めるようにびっしり文字が書いてある
親父にこんなものが出てきたとそのノートを差し出すとちょっと照れくさそうに小説を書いていたんだといっていた
だけど才能がないと悟って諦めたそうだ

親父のあの字というのはねなんだと思う?彼の字は芸術過ぎるのです
僕の字もよくそういわれるのだけれども彼と比べれば俎上に上げるに値しないです
親父のノート、一目見たとき模様だと思ったもん
文字と認識できるまで数秒要しました
そうそうアラビア文字みたいなんだ

芸術的な文字といえば親父のお袋、オーマもそうだった
しかし彼女の場合はよい意味でそうだった
親父とオーマは左利き、僕は右利きだけど左利きだったらその芸術性を引き継げたかもしれない
どちらの芸術性を引き継ぐか?それが大問題だけど笑

オーマも本が好きな人で何でもよく読む人で特に推理小説をたくさん読む人だった
彼女の影響で僕も推理小説はよく読んだ、中学生の時
西村京太郎とか赤川次郎とかアガサクリスティーとか山村美紗とかメジャーどころからから彼女に勧められたちょっと変わったやつまで

彼女の本好きはすごくてね
もはや本好きといった言葉で括れる範疇は超えてると思うんだ
一番好きなのは電話帳だっていってた
もう一度繰り返します電話帳だよ
あれはどんなに読んでも飽きないんだって
僕もまねして読んでみたけど理解の及ばない領域でした

彼女は僕と話していると、新人類(当時流行っていた流行語)でもなくあなたはもはや宇宙人ね、ってよく言われてたけど
電話帳に夢中になれるあなたはすでに戦争とか貧乏とか病気とかいろいろなものを越えてしまっていて
僕には神々しかったです

もう一度読んでみようかな
電話帳

1でもなく3でもなく5でもなく

うみはひろいなおおきいな
ある事項の解決を図るため君と錦糸町にある大きな100円ショップに行きました
ざっと店内を一回り
しかしよいアイデアが浮かばない
どうしよう、途方に暮れる

そのとき君はいつもの表情とともにいつもな台詞をくりだす
「おなかすいた、まずなにかたべよう、たべながらかんがえよう」

正直なところちょっと呆れる
任務がある、しかもまだその道筋が確かになっていない、そういう状況で休憩してしまうということは僕の中の規範には含まれていない
しかし実際僕も腹が減っていたしこのまま店内をぶらぶらしても埒があかないだろうということは感じていた

100円ショップがある上のフロアはレストラン街になっていた
君「何食べようか?何食べたいですか?」
僕「君の食べたいものでよいです」
僕はこういう時、いつもこういう返事をしてしまう
好き嫌いは全くといっていいほどないのだけれども逆に大好物といったものもない
いや大好物はある、油揚げとさつまいも
しかしこういう場面での答えとしてはナンセンスだ

君はラーメンが食べたかったがこのレストラン街にはラーメン店はなかった
結局ベトナム料理屋にはいることにしたフォーを食べようということで
店先にアオザイが下げてあった
君が着たらすごく似合いそう

店内はガラガラ、夕食時の少々前という中途半端な時間
メニューを2人で覗く
ドリンクメニューの生ビールに視線が捕られる
が僕はすぐに食事のメニューに視線を移す、やいなや

君「ビール飲むよね?」

僕は引きずられるようにうなずく
僕の規範は決壊寸前

食事を選びにかかる
君は夏季限定の冷製フォーが気に入ったようだ
一方で1600円のヘルシーディナーセットも捨て難いようだ
生春巻+サラダ+お好きなフォーひとつ+デザート+コーヒーor紅茶
と確かにお得だしフォーだけじゃものたりないというのもわからなくはない
だけどどうだ、ビール飲んでディナーセット食べて、その後まだ未解決の仕事があるのだ
規範云々のレベルじゃなく、これほどの食事を経たあとすぐに仕事に取りかかるような能力を僕は持ち合わせていない

恐るべし君

君「だけどこれ全部食べちゃうとちょっと重いよね」

おおっ、僕はホッとする
だがまだオーダーが決まらない

店も選ばせてビールも飲もうといわせたんだから(僕も実際飲みたかったのにだ)ここではとにかく君の同意は得られなかったとしてもオーダーについてなにがしかの提案をしないことにはフェアじゃない気がする僕

思索に入る
まず条件の整理

君:冷製フォーが食べたい
君:ディナーセットが食べたい
君:ディナーセットを全部食べるのはちょっと重い
店:ディナーセットの中で選べるフォーに冷製フォーは含まない
僕:君と久しぶりに食事ができて嬉しい

整理完了、うん、この問題は易しい類だ
僕の解答は次の通り

「じゃあ君は単品で冷製フォーを頼みなよ、僕はディナーセットを頼む、で一緒につまもう、フォーは辛いやつがいいな豚挽肉のピリ辛フォーにする、であと生2つね」

君の同意も得られオーダーする

まもなく生ビールがやってくる
日中に飲むビールは夜のそれとは違う気がする、ようするになんともうまい!
生理現象によるものなのか、あるいはもっと上位の意識の問題なのか、この考察については機会をあらためよう

つづいて生春巻がやってくる
皿に2切れ盛られてきた
3じゃなくて2切れだった
このことにかすかにホッとする

テーブルの上に2つの生ビールのグラスと2切れの生春巻
この絵に美しさを感じている僕

もし生春巻が2切れじゃなくて3切れだったらこの感覚は出てこなかっただろう
3切れだと最後のひとつをどちらが食べるのか?という問題が否応なしに生じる

この問題は生じたとしても君と僕にとっては本当に些細な問題だ
だけどそれでも問題は問題であってそのときなにがしらの決断に迫られる
君「春巻食べてちゃってください」
きっと僕は君に決めさせていたと思う

生春巻が運ばれてきたとき
それが乗っていた皿の大きさと一切れ一切れのそれの大きさに若干のアンバランスさを感じた
この皿の大きさには3切れがふさわしいと思った
ひょっとしたら店員から厨房へ2人連れだからと切り方の指示が飛んでいるのかも?とも思ったが僕の考えすぎだと思う
自分に苦笑

食事も佳境に差し掛かったとき君から一言
「ナイスな選択だったね」
褒められちったよ、ありがとう
でもほんとうに簡単な問題だったんだよ
未知数と条件式が同数ある方程式を解くのと一緒、必ず解ける問題でした
だからそういわれたのはちょっと意外でもありました

今回僕たちが持っていた本来の問題はこれより難しい問題でした
未知数はずっと多くてそれに比べて確かな前提条件が少ない
まあ、日常のほとんどの問題はこうであって
だから最終的に、こっちが好きだとか嫌いだとか、腹をくくろうとか、意志とか、主義とか、そういうのが強い意味を持ってくる

食事はおいしかった、ビールももちろんうまかった、久々君とも話せた、よい時間でした
しかし本来の課題にまだ結論が出ていない
時間がもうあまりない
君からも答えは出てこなそう、期待されてるような気がする
追い詰められた気分になってくる
だんだんその問題が自分のこととして考えられるような感覚に入っていく
頭の中でいろいろな事柄がぐるんぐるんめぐる
出口が見えてくるような気がする
実際見えてくる

「じゃあ、とりあえずベストとは言い難いけどxxxでやってみよう、だから下でいろんな色のテープ買って帰ろう、今回はとりあえずこれでやってみない?」

そしてガムテープを6色買って帰った

枝豆と私

のどか
最近自宅の夕食の食卓に枝豆が載ることが多い
しかしどうもこれがしっくりこない
枝豆は大好きなんだけど

枝豆の本来の旬は秋なんだよとか
そういうことが原因ではない

枝豆はやっぱり酒と友にダラダラ食べたい
でも僕は自宅の夕食で酒は飲まない
夕食はさっとがばっと食べたい
枝豆がそのリズムを乱す

枝豆「まあ、ゆっくり食べたら?つきあうよ」
僕「速く部屋に戻りたいんだけど」

昨日も食卓に枝豆が並んだ
一房食べる、うまかった
そこでひらめいた
枝豆だけ残して部屋に持っていってダラダラたべよう

こうしてパソコンのキーボード、マウスの汚れは加速する

ああカメラを持ってくればよかった、と思うことについて

癒し系
今日もいつものように近所を散歩する
もう何千回ともつかないぐらいなんどもほっつき歩いている道をあてもなくぶらぶら

更地になっている一角を見つける
もともとここにはなにがあったっけな
酒屋さんだったっけ?

その更地にひっついて立っている建物の側面があらわになっている
コンクリートの2階建ての建物
こいつもけっこう年月は経っていそうで、築20-30年ぐらい?
側面には大きなひびがいくつも入っていたり一部変色していたりする
この壁はちょっと恥ずかしそうに見える
無理もない、いままでこうして表に出ることがなかったんだから
そして思う、ああカメラやっぱり持ってくればよかったと
家を出てくるときアイちゃん(iPhoneのことね)持ってくるかどうか迷ったんだよね

自宅を建て替えてるとき
基礎工事をやってくれたおっちゃんが言ってたけど
コンクリートもちゃんとやってあげればもっと持つらしい
納期や予算が厳しいとどうしても水分の多いゆるいコンクリートしか使えない
だから某メーカーの工事は請けたくないといっていた
僕はそのメーカーで家は買いたくないと思った
もちろん手抜き工事だとかそういうレベルじゃないですよ、心配なく

きっと有名建築家が建てるようなコンクリート打ちっ放しは
質のいいコンクリートを一流の職人さんが丁寧な型を作って丁寧に綺麗に流し込んでいくんでしょう
半世紀かそこいらじゃびくともしない、せいぜいホンの小さなひびができるかできないぐらいの

だけどこんなコンクリートの壁にぼくはカメラを向けたいとは思わないんだな
いつのまにかコンクリートの話になってしまったけれど元に戻そう

カメラを持たずに家を出れば後悔することは目に見えていた
どれぐらい目に見えていたかというと
梅干しを食べたときのことを想像して口の中が唾液でいっぱいになってくる
これぐらい実際のこととして後悔することはわかりきっていた
だけど持っていかなかった
ようするに後悔したかったんだと思う
ああ、何でカメラをもってこなかったんだろう、って思いたかったんだと思う
もしカメラを持ってでなかったことに後悔できなかったら
このこと自体にガッカリしたと思う

僕は写真を撮るということに自覚的になって以来、いつでもどこでも程度の差はあっても写真を撮ることを意識している
カメラを持っているかどうかにかかわらず

実際にシャッターを切らなかったとしても僕はいつも写真を撮っている

雨に降られて

夜の9時前に出かけてさっき帰ってきました。
風流
傘を持っていかなかったら帰りに雨に降られてびしょびしょ
いま頭びしょびしょでこの文章書いています

この時期の雨に降られるのは悪くない
まず第一に冷たくない、暖かい
それからシトシトじゃなくて大粒なのが抑揚をつけてやってくる
これがいい

一粒一粒の雨粒が体に当たるたびに僕を励ましてくれているような感じがする、頑張れ頑張れと
この頑張れは質のいい頑張れで僕を決して追い詰めないし
もうすでに俺は頑張っているよ!というような憎まれ口を僕から発せさせることもない

励ましてそして僕にこびりついた余計なものを洗い流してさっと去っていく
そんな雨粒たちです

エアコンのリモコン見つかりました

こけこけですよ
リモコン見つかりました
心配?してくれた方ありがとう
これで僕も文化的な生活が送れます

リモコンを管理できない人にリモコンは無意味だということがよくわかりました
ケータイから制御できればなくさないんだけど僕のケータイ赤外線でない